日本の捕鯨を支持してきた論客の一人であるC. W. ニコルも、太地町で操業違反を目撃、反捕鯨に転向


捕鯨問題について調べていくうち、「操業違反」、「日本だけが公海上でクジラを捕っている」、「言語問題」などの問題点が分かってきました。
「牛はどうなんだ」というような、既にオリンピックの食堂などで住み分けが講じられている問題とは違うことも分かりました。
イスラム教では豚肉食が禁止されていますが、とかく対立しがちなイスラム圏と欧米圏の間で、「欧米は豚肉を食べるな」などという文化的対立は起きていません。


大体、日本人自体が牛肉を普通に食べており、クジラ肉はほとんど食べておらず、「牛はどうなんだ」とでも言おうものなら、『あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい』とでも皮肉を言われそうです。


捕鯨問題は、「牛はどうなんだ」というような単純な文化的問題とは趣を異にする】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%9F%E3%81%AE%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%BC
食のタブー

豚肉を食べることは、イスラム教、ユダヤ教セブンスデー・アドベンチスト教会で戒律上禁じられており、現在でも比較的良く守られている。

預言者ムハンマド自身、クジラの肉を食べたと言われている。キリスト教の大多数の宗派も同様である。欧米諸国では20世紀始めまでは主に鯨油を採取するため盛んに行われ、鯨肉を食べることもあった


ザ・コーヴ』の舞台となった太地町で、操業違反を目撃していた事実を告白したC. W. ニコル。
C. W. ニコルを騙すようなつまらない嘘により、日本の捕鯨支持者が離れていくことになりました。
映画が作られた背景にも、このような日本の理不尽な姿勢があることは間違いありません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%9A%9B%E6%8D%95%E9%AF%A8%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A
国際捕鯨委員会

^ 日本の沿岸捕鯨に関しても、大規模な違法操業が組織的・継続的に行なわれていたことが、捕鯨会社の役員であった近藤勲らによって公表されている。Isao Kondo and Toshio Kasuya, “True Catch Statistics for a Japanese Coastal Whaling Company in 1965-1978,” 2002, IWC/SC/54/O13;近藤勲『日本沿岸捕鯨の興亡』三洋社、2001年。なお、この告発に対し、従来日本の捕鯨を支持してきた論客の一人であるC. W. ニコルも、太地町に住んでいた際操業違反を目撃していた事実を告白し、「味方に嘘をつくのは許し難い」「日本の捕鯨を支持するのはこれを最後にしようと思う」と述べている。C. W. ニコル「徒然の記3:裏切られた信頼」東京新聞2001年10月17日付。




ノルウェーなどは沿岸捕鯨南極海まで行っての公海上捕鯨は日本だけ】


http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/facts/why4
南極海ではなぜ捕鯨が禁止されてるの?


http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/whale/facts/why4
南極捕鯨はいつからはじまった?


日本人が使うと、インターネットもワールドワイドではなくなるという論評。
この、言語の壁の問題もかなり高く、記者クラブマスゴミに飼い慣らされている日本人がネットを使うと、ナショナリズムに走りやすくなる要因の一つとなっています。
また、シー・シェパードが暴れることで、皮肉なことに日本に利権が生じているのではないかという見方も…。


http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=200703221837494
なぜ日本人に反捕鯨の声が届かないのか 背景に言語問題

多くのオーストラリア人やニュージーランド人は、なぜわれわれの強い反捕鯨のスタンスにも関わらず、日本は南氷洋捕鯨にやって来るのだろうか、と首を傾げている。捕鯨問題をめぐってオーストラリア、ニュージーランドの各紙に英文で寄稿した筆者の記事の要旨を日本語でも紹介する。(アデレード=木村哲郎ティーグ)

▼英語が使われていない日本の現状

 好む好まないに関わらず、英語は世界各地でのコミュニケーションに使われる「地球語」になりつつある。しかし日本では、例え外国人との会話が必要な状況でも、平均的な日本人は英語を使わない。英語を話せる人の数は、人口比率に対し先進国で最低。英語人口が少ないということは、「地球の情報」が入りにくいということになる。

 例えばオーストラリア人やニュージーランド人は、インターネットを利用すれば、地球上のあらゆる情報を入手できる。しかし現実として、多様でさまざまな情報を集めることができるのは英語力があってこそ。平均的な日本人であれば、アクセスできるインフォメーションは限られたものになってしまう。われわれが普段利用しているワールドワイドなインターネットは日本人には利用されず、彼らが使うインターネットはドメスティックな「ニッポン・ネット」、すなわち日本語によるサイトだ。


http://blogs.yahoo.co.jp/marburg_aromatics_chem/62582063.html
ノルウェー漁業相が2010年ミンククジラ捕獲枠を1286頭に増加すると発言

ノルウェーアイスランドフェロー諸島の他、グリーンランドなどの捕鯨については、日本語報道がほとんどないため、外国語報道を自分で探すことになります。
私にとっては、語学の勉強ができるので、楽しい一面もありますが。

ノルウェーアイスランドに対しては、EUなども抗議したり、環境保護団体が非難声明を発表しています。数年前にはノルウェーで、捕鯨船に破壊工作が行われました。捕鯨船を浸水させるマニュアルが出回っているそうです。
それでも抗議活動は小規模ですね。SSCSはノルウェー海域に入ると逮捕されるので、もう近付かないのでしょう。
ただ、ノルウェーの刑務所は人権重視なので、服役してもインターネットが使えないくらいで、特に苦労はしないと思いますが。

日本の南極海調査捕鯨は公海上のため、SSCSを逮捕しにくいという点はありますね。SSCSが騒げば騒ぐほど、調査捕鯨関係の予算が増額し、加えて海賊対処法などの便乗法案も出てくるので、この点からも困った事態です。SSCSが暴れることで、実は得する人も日本にはいるのかもしれません。
2010/2/3(水) 午後 10:27 [ ドイツ語好きの化学者 ]