長崎市長もオバマ大統領の核廃絶プラハ演説を支持

46年前の今日、6日の広島に続いて、長崎にも原爆が落とされました。
そのたった一度の爆発だけで死者7万人以上、現在までに長崎原爆死没者追悼平和祈念館には約15万人もの犠牲者の方の名簿が登録されています。


長崎で使用された原爆はプルトニウム型でして、広島のウラン型と異なるタイプだった為、実験・データ収集も目的のひとつであったのではないかと強く疑いを持たれております。


この長崎の原爆から6日経った15日に日本は無条件降伏をすることになりますが、もし降伏しなければ、降伏するまで更に何発もの原爆が日本に叩き込まれ、まさに日本全土が焦土と化す計画が存在したことも後に知られています。
帝国主義の真似事を始めて、本当に愚かしい戦争をしたものだと思いますし、それを語り継ぐ方々がかなりの御高齢であることには危機感を覚えます。


さて、核兵器と言いますと、湾岸戦争症候群の原因であるのではないかとも言われる劣化ウラン弾もいわゆる「汚い爆弾」でありますし、原発もひとたび大事故や天変地異が起きたりミサイルの標的となり破壊されたりすれば死の灰放射性物質を撒き散らす危険な施設となります。
先日、核兵器は単なる巨大な爆弾ではないところが恐ろしいと申しましたが、被爆の原因は核爆弾だけにあるのではありません。


北の核開発への過剰反応やヒステリックな報道が目立ちますが、実のところ通常ミサイルでも原発が狙われればそのミサイルは爆発の規模の大小はあるにせよ、恐ろしい死の灰を撒き散らす核兵器と変わりがないのです。
つまり、現状で日本は国内施設として国民が被爆する原因を抱え込んでいる状況です。
この問題も、マスコミは目を向けたがりません。


本日、長崎市長広島市長に続いてオバマ大統領の核廃絶プラハ演説を支持致しました。


核の平和的利用は代替新エネルギーの運用まで当面仕方がないと致しましても、スリーマイル島チェルノブイリ、或いは「バケツでウランの東海村」や、予め専門家から危険性が指摘されていたにも関わらず愚かな判断により事故を起こした「もんじゅ」などの教訓からすれば、平和的利用の核も「核のない世界」の核に含めるべきではないでしょうか。