【消費増税不要】欧州の財政危機で日本が約4兆8千億円の支援


ギリシャ危機を見てみろ、日本も財政危機で大変な事態だ」、「だから消費増税が必要だ」、そう宣伝されまくり刷り込まれてきた国民ですが、まだまだ危機には程遠いようです。


IMFに4・8兆円の拠出検討』、これがどこの国のことかといいますと、何と財政危機で貧乏国家のはずの日本なのです。


マスコミの宣伝通りであれば、「IMFが日本に4・8兆円の拠出検討」、「各国が日本に4・8兆円の支援」、とならねばなりません。


別の言い方をすれば、「財政危機のギリシャが財政危機の日本に4・8兆円の拠出検討」などという報道があれば誰もが首を傾げると思いますが、日本はそれをやっているのです。


やはり、財政危機と称して消費税を増税しようという目論見は、原発安全神話のように国よって作られた財政危機神話だったと見られます。


そもそも対外債務国のギリシャと対外債権国の日本では、どのように論理をこねくり回そうとも全く財政状態が異なることは明白で、ギリシャにこのような約4兆8千億円の対外債権拠出が可能なはずはありません。


それが今回の件で再確認できた形です。

http://www.47news.jp/CN/201204/CN2012041501001600.html
IMFに4・8兆円の拠出検討 政府、資金強化で


 欧州の財政危機拡大を防ぐため国際通貨基金IMF)が加盟国に要請している新たな資金拠出について、政府が600億ドル(約4兆8千億円)程度の支援を検討していることが15日分かった。


 IMFの資金基盤拡大は19日からワシントンで開かれる20カ国・地域(G20)財務相中央銀行総裁会議の焦点となっており、IMFと各国が詰めの調整を続けている。日本はIMFの第2位の出資国として危機防止に貢献する姿勢を示す。


 政府は、リーマン・ショック後の2009年にIMFに拠出した1千億ドルの半分が今秋にも返済されるため、これと同規模の500億ドル程度を軸に検討を進めていた。
2012/04/15 16:33 【共同通信