日本では20年前に終わった冷戦時代の世界観から脱却できないタカ派、バカ派が多い

先月の日米安保条約の改定50周年にあたり、共同声明に於いて日米が一層中国と協力することが宣言されました。
ところが、「日米安保は中国を仮想敵としている」と勘違いしている方々も多く、マスゴミも大きく報道しなかったため、ここでもマスゴミによる世論操作が行われています。

http://www.aera-net.jp/magazine/soul/100209_001457.html
2010年02月09日
「中国と協力」強調/安保改定50周年日米の共同声明



日米安保条約の改定50周年の1月19日、日米の外交、防衛担当閣僚4人は共同声明を発表したが、その中に「中国が国際場裏に於いて責任ある建設的な役割を果たすことを歓迎し、日本及び米国が中国との協力関係を発展させるために努力することを強調する」という一文が入っている。日本では20年前に終わった冷戦時代の世界観から脱却できないタカ派、バカ派が多く「日米同盟は中国に対抗するため」との観念が根深い。だが、この共同声明は逆に、日米が一層中国と協力することを宣言している。日本の右派が騒ぎ立てないのが不思議だ。たぶん、共同声明を読んでいないのだろう。

この一文は日米に民主党政権が生まれたから書き込まれたものではない。05年2月19日、日本の自民党政権と米国の共和党政権の外交、防衛担当4閣僚がワシントンで発表した「共通の戦略目標」にもほぼ同じ文言があった。ただ前回はそれに続けて「中国が軍事分野における透明性を高めるよう促す」など、中国への警戒感も示していたのに対し、今回の共同声明は手放しで「中国との協力」をうたっている。