取調べ全面可視化前の参考人聴取承諾は高リスク 〜重く乗しかかる「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」

今回の小沢周辺の動きで、検察が何をしたいのかがよく分かりません。
収支報告書の4億円不記載なのか、贈収賄裏金疑惑なのか、収支報告書虚偽記載なのか、何を立件したいのかがさっぱり見えてこないのです。


時事でも、『確かに、政界や専門家の間にも、特捜部が今回、規正法違反(虚偽記載)でこれほど厳しい措置を取ったことを疑問視する声はある』とされています。


http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date4


更には、『陸山会は、本当に検察やマスコミの言うように収支報告書に4億円の 不記載があったの? A:そんなことはありません。ちゃんと2004年度の官報に載ってます』『ついに検察はねつ造を始めました』などの話も出てきています。


http://d.hatena.ne.jp/earsp/20100108/1262951930


小沢民主党幹事長の政治団体陸山会」による世田谷の不動産取得をめぐる政治資金の問題を取り上げた1月10日のテレビ朝日サンデープロジェクト」、コメンテーターで出演した私が、「小沢一郎氏からの借入金4億円」は陸山会の2004年の収支報告書に記載されている」と発言した途端、司会の田原総一朗氏は、「ええっ」と驚愕の声を上げ、スタジオ中が静まりかえった』


http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100112/212110/


そこで、この一連の話がどこから出てきたかを調べてみると…主に「民主党さんの思うとおりにはさせないぜ」と記していたマスゴミ経由です。


http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/rikuzankai/news_list/?pn=6

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/rikuzankai/news_list/?pn=5




小沢は参考人聴取に応じて説明責任を果たせという無責任な声もありますが、取調べ全面可視化前に参考人聴取に応じることは危険だと思います。
どうも、「小沢一郎氏からの借入金4億円は陸山会の2004年の収支報告書に記載されている」という事実が露呈してシナリオが狂ったのか、立件の容疑を絞れないまま「とにかく国会開会前に逮捕ありき」という検察の恐ろしい一面が垣間見えていますし、そこに先のような政党J復権活動丸出しのマスゴミが加わっていて恐怖の権力構造が構築されているからです。


小沢側は「小沢一郎氏からの借入金4億円は陸山会の2004年の収支報告書に記載されている」という事実を知っており(当事者ですから)、でっち上げ攻撃が始まってからそんなことまで仕掛けてくる敵に身の危険を覚えたではずで、信用できない相手の呼び出しに応じないのは至極当然のことです。


50年以上続いたJ官業マスゴミ勢力は政権交代を快く思わないのかも知れませんが、国民の選んだ政権のイメージを落とすような作戦には見苦しいものがありまして、現在、私たちは恐ろしい世論操作を目の当たりにしています。


(文中敬称略)