田母神:広島平和式典「被爆者も2世もいない。いるのは左翼」と、麻生:「民主は社会主義」の同根発想の不気味

親与党の立場である改革クラブの応援演説で24日、田母神が広島平和式典について、「被爆者も2世もいない。いるのは左翼」などとやってしまいました。
被爆者の心を踏みにじる、ひどい発言です。
このような根も葉もないことを平気で語るとは、神経を疑います。



http://www.asahi.com/national/update/0824/OSK200908240105.html
>田母神(たもがみ)俊雄・元航空幕僚長は24日、堺市衆院選大阪17区に立候補している改革クラブ前職の応援演説に立ち、今月6日の広島原爆の日広島市で開かれた平和記念式について、「被爆者はほとんどいない」「並んでいるのは左翼」と述べた。被爆者団体は反発している。


http://ja.wikipedia.org/wiki/改革クラブ_(2008-)

親与党 改革クラブ(正式な協力関係は締結していない)


麻生と田母神には、罷免した側とされた側という感情的確執があるとは言え、田母神発言は、政党Jのプロパガンダ文書に基づく麻生の民主党批判と同根の、根拠も何もない発想です。


与党サイドの、「対象の思想信条とは無関係に、単に自分たちに都合の悪い連中はアカ」という単純なレッテル貼りで、冷戦期に赤狩りの名の下に誹謗中傷や嫌がらせをしてきた常套手段が白日の下に晒されつつあります。
彼らの頭の中は、いつまで冷戦真っ只中にあるのでしょう…?


根拠が不明なのに、とにかく相手を「サヨク社会主義・アカ)」とする手口は、政党Jによる昔からの常套手段でありまして、それはネット右翼という政党Jシンパの論調にも引き継がれております。


ネット右翼の誤算は、小泉の奇人変人的特異性がウケていただけの郵政選挙を、政党Jの人気と勘違いしたことにありまして、掲示板やブログの見かけと比べて、実数としてはネット右翼はそんなに流行っておりません。


小泉はまた、政党Jにとって誤った成功体験を与えてしまったようでありまして、その後「アタマをスゲ替えれば何とかなる」という混乱を繰り返す結果となりましたが、実は識者の間では、小泉の前の森政権で政党Jは役割を終えていたという見方が大勢を占めております。


珍獣的面白さの小泉で一時的に延命しただけ、しかも有権者はいつまでもキャラの面白さを求めていないというのが現状です。


しかし、民主・野党は気を緩めることなく、「勝つと思うな、思うと負け」の慎重な姿勢を崩してはいけません。
政党Jは、腐っても既得権益集団です。
慎重に、丁重に、驕ることなく、有権者の心をつかんでいきましょう!