野党のCMは概ね好印象〜政党Jの選挙戦略第三期はネガティブキャンペーンか〜

数日前、あちらこちらのサイトを閲覧していますと、おどろおどろしいネット広告が始まりました。
政権交代」の文字にヒビが入っていきまして、政権交代しないからこんな無責任なひどい政治になったと言いたいのかと思ったのですが、最後に政党Jの文字が…。
政党JのCMだったのですね。


啐啄同時(そったくどうじ)という言葉があります。
ヒナが卵の殻の中からつつく音に反応して、親鳥が外からつつく。
それでヒナが卵から孵化すると言う意味でして、そこから転じて得難いよい時機である、好機であることを意味します。


政権交代」の文字にヒビが入っていく様子は、そのような含蓄あるものではなく、ただの政党Jによるネガティブキャンペーンだったということです。


選挙とは政権交代するために行うものでして、自公政権が悪くてもまた自公政権、では、いつまでたっても政治が変わりません。
しかし、これまではずっとそのように不正常な「一党(とその連立)独裁」が続いてきました。


政権交代がないのは日本以外に中国や北朝鮮(念のために書いておきますが、北朝鮮は名目上とは言え選挙をやっていまして、金正日なども選挙で選ばれています)ぐらいだと揶揄される状況から、政権交代が常識であるような諸外国並みの民主国家へと民主主義を定着させていかねばなりません。


これまでは政官癒着の官主主義の時代であり、それはあまりに長すぎました。
今こそ国民と民主の啐啄同時のときです。


ところで、テレビで各党のCMが紹介されていましたが、野党のCMは概ね好印象でした。
政党Jは、いきなり「全治3年!!」の雄叫びに始まり、最後に「根拠がある」などと目的語のない意味不明なフレーズばかり。
何が言いたいのでしょうか。
大体、日本経済が全治3年ということ自体に根拠がありません。


また、政党JのネガティブキャンペーンCMには冒頭に書いたものとは別バージョンがあるようで、「プロポーズ大丈夫かしら編」とタイトルをつけたくなるような、アニメ仕立てのしょうもない内容です。


民主になぞらえたのであろう男性キャラが、有権者の象徴らしき女性キャラにプロポーズ、大丈夫かしらと悩むというネガティブキャンペーンCMです。


政策や論理が破綻した場合、まず「自分たちが批判されるであろうこと」を敢えて自らが先に声高に言い始め、「批判されるであろうこと」を相手の特徴であるかのようにスリカエて、自分たちの破綻した政策や論理の責任を転嫁する手口が使われることがあります。
一種の目くらましですね。
最近の政党Jのパターンは、ほとんどその手口ばかりです。


ですから、天に唾したも同じことでして、政党Jによるネガティブキャンペーンは、政党Jに全て当てはまります。
消費者金融に1000兆の借金がある男性キャラが、最近も借金して15兆円バラマキまくり、「結婚後も無駄遣いをやめずに生活費を消費者金融から借りまくるから生活は安心だ」と言いながら女性キャラにプロポーズするパターンも作れます。
消費者金融に1000兆の借金がある男性キャラが、妻に三くだり半をつきつけられるパターンも作れます。
消えたり宙に浮いたり化けたりする不気味な男性キャラが、女性キャラを襲いまくるホラーも作れます。


7月31日の記事で不明だった、政党Jの第三期戦略は、ネットやテレビCMを使ったネガティブキャンペーン開始なのかもしれません。