既に政府が購入実戦配備、海外で使用されていたLRAD

当ブログで以前より紹介している音響兵器に、盆のような月を彷彿させる形状で有名なLRAD(エルラッド、長距離音響発生装置)があります。
その装置が、調査捕鯨船団や、海上自衛隊により保有・使用されていたことが分かりました。(調査捕鯨船団は、自衛隊の別働隊ではないかとの話もあります。それを裏付けるように、調査捕鯨船団と海自ではLRADの装備や手口が全く同じです。また、ある意味海賊より恐ろしい暴力的環境環境保護団体のシーシェパードと渉り合うだけの設備も整えています。明らかに普通の漁船とその乗組員ではなく、訓練された要員ですね)



この兵器について初めて知ったのは、ディスカバリーチャンネルの「トラのうなり声を科学する」という、超低周波音について至って真面目に考察した科学番組でした。
その番組によると、LRADには複数の周波数の音を重ね合わせて超低周波音を発生させる機能がついており、低周波音兵器としての側面もあるそうです。



よく「日本のテレビや新聞では何故か真実が報道されない」であるとか、「外国の新聞や海外のサイトを読まなければ本当のことが分からない」と言われます。
LRADについての報道でもその例に漏れず、記者クラブを通じた所謂「大本営発表」が幅を利かせておりまして、低周波音兵器としての面を伝えようとはしていません。




LRADが音響兵器として売られて各国政府に購入されている理由は、おまけ機能と呼ぶにしてはあまりにも洗練され、そちらがメインではないかとも思える(そしてそれは邪推ではないでしょう)「低周波音を発生させる兵器としての利用」が考慮されているからと考えるのが妥当だと思います。
単なる大音量スピーカーや指向性スピーカーであれば特に珍しくも何ともなく、日本の音響機器メーカーでも簡単に開発できるはずなのです。













http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=859662&eid2=000000
>トラのうなり声を科学する

>トラのうなり声は、狙った獲物を急襲して捕らえて殺すことを高らかに宣言し、同時に震え上がらせる。
>だが、私たちが知り考えている以上の事が、その叫びの裏にあるようだ。
>トラの研究者達は、トラの咆吼はある種の秘密兵器だと考える。
>彼らによると、トラのうなり声は低く、人には聞き取れないが、感じる。
>この音は距離を超え、建物を通り抜け、山さえも越えて、人間にある生理的反応を引き起こす…それは、恐怖だ。[二カ国]