政権担当能力を失い、二度も首相の座を放り出すに至った政権与党

民主党も、次々に首相の座を放り投げて政治的空白をそれぞれ一ヶ月も作った政党Jに政権担当能力を云々言われたくないでしょうが、何故あの党は説明責任放棄(今回のJRパス私用もそうですが、問題発生直後に病院で検査をするパターンもよく使われます)も政権担当能力についての疑問も、全部棚に上げて他党の文句ばかりを言うのが御得意なのですかね。民主への言いがかりは、そのまま天に唾する形で自らに戻るものばかりです。



鴻池の問題について麻生は、「健康問題」などと説明責任を果たし、駅売りのスポーツ紙が何故エロいのかの謎を解いてくれた…などと冗談を言っている場合ではありません。
民主ではなく政党Jの方であれば、そんな説明でマスコミ的にOKであるというのは、ものすごく理不尽でいい加減な不公平で不公正極まる差別です。



新聞・テレビでは体調問題とされている安倍辞任騒動も、所信表明翌日の急な辞任会見開始のまさにその日その時間、脱税疑惑についての週刊誌への回答期限だったそうです。
このような点について、新聞・テレビはほとんどスルーでして、雑誌やネットでしか分かりません。




福田は福田で「選挙に勝てない」と「党利党略」「政策より政局」で辞任、政治的空白を作った上に「総裁選を盛り上げて」などと言い放ち、一ヶ月もの政党J総裁選メディアジャックを開始、自身は記者会見から雲隠れして説明責任を果たそうとしませんでした。



一方、民主の小沢は、検察の不可解な異例尽くめの対応を取り上げた『朝まで生テレビ』の視聴者の間では「辞任する必要なし」との回答が多かったそうでして、本人曰く「金の出入りは明確にしていて違法性はない」と説明しています。
マスコミは世論調査で、小沢の説明責任ばかり取り上げていましたが、説明したのに説明責任の問題が生じるとは如何なものでしょうか。
一方、政党Jについては、一ヶ月前ぐらいに、「来週にも二階側に捜査の手が及ぶ」などと検察によるリークのガセネタを報じたっきりで、世論調査の質問にも含めていません。



そんなに異例尽くめの捜査であれば、今後選挙前でも選挙中でも政党Jの方にも異例の着手をすればよいと思うのですが、実際は民主側に不利な検察のリークやそれを報じて政党Jの味方ばかりするマスコミという構図は変わらないのでしょうかね…。


(文中敬称略)