北のミサイルが日本上空を通過してアメリカ本土に到達するという大嘘

先日、面白い話を耳にしました。
北のミサイルが日本上空を通過しても、アメリカの脅威にはならないというものです。
それは、「テポドンなど準備に何ヶ月もかかって、しかも組み立ての様子が衛星画像で分かりまくりだ。極秘に打ち込む兵器としては何の役にも立たない」などという技術的問題とは別の話だそうです。



問題は軌道にあるということで、着弾の位置がアメリ東海岸でもアメリカ西海岸でも、北朝鮮から打った場合に日本上空は通りません。
↓線が3本伸びていますが、上二つが北からアメリカ本土への軌道で、一番下が東北上空を通過する軌道です




これは政党Jの国防部会が北のミサイルの話を元に、集団的自衛権の議論をする土台となる前提が否定されたも同然なのですが…。
そのように、テポドンに乗じて集団的自衛権に持ち込むような動きがあるという報道は、テポドン騒ぎの折に幾度か拝見致しましたが、テレビのコメンテーターの方々も含めて何をやっているのでしょうか。
視聴者の方々が求めているのは、嘘でも記者クラブ情報の垂れ流しでもなく、ネットで語られるような「真相」や、コメンテーターの方々の鋭いツッコミにあるのだと思うのですが。


北のミサイルの脅威にしても、ノドンやムスダンを抜きにして語られるテポドン騒ぎの延長での国防論は、どうも胡散臭いです。



↓そして一番下の線、東北上空を通過すると、何と南米に着弾します
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