国民の大多数が支持していなかった法案成立が完全スルー

郵政民営化に賛成か反対か、ただそれだけの争点で得た議席で、国民の大多数が反対していた給付金法案がこの前再可決されました。
7〜8割の国民が反対していた法案です。
数の力で再可決され、非難の嵐かと思えば、ほぼ完全スルー状態です。
しかも今度は、「高速が週末1000円」の話題ばかりです。
あまりにあからさまな国策捜査をするほどの権力体制にビビッたのか、「漢字が読めない」や「寝言会見」だとかいう報道は影を潜めてしまいました。


本当に政権与党に都合のいい時期にやられましたね、民主党は。
「選挙前には、通例としてこのような事件の着手はない」「議員の聴取で誰が呼ばれるかが事前に名前がリークされるなど普通はないこと」など、異例づくめで展開している模様です。
そもそも野党に利益誘導する権限はあるのか、献金額のトータルでは政党Jが上なのではないかという疑問も残ります。
異例といえば、支持率も極度に下がり頭をスゲ替えての選挙が当然との見方が強まる中で、解散については黙っていても嘘をついてゴマカシてもいいという暗黙のルールがありながら、特に今年になってから比較的明確に「自分の手で然るべき時期に決断する」との発言が目立つようになった方もおられますが・・・。(調べてみると国会議員レベルで実際にそのような謀略説があり、それによれば、検察の動きの情報が上がってきた際、選挙前の民主党側への着手を黙認する一方、返す刀で目の上のたんこぶである森と二階を捜査対象とすることで自身のポストの維持を図ったとされています)


何れにせよ、どうやら官僚にとって都合がいい政治団体が政党Jだということが次第に分かってきました。
それは、渡辺が公務員制度改革を潰されて呆れ果て、政党Jから出て行くほどのものです。
民主が政権政党になると、アメリカ程ではないかもしれませんが、官僚の入れ替えのようなシステムを構築する(大臣が辞表を預かるなど)政策があることもあり、官僚は政権交代を避けたがっています。


政党Jは、「政党Jをぶっ壊す」というスローガンで人気となった政治家により、ぶっ壊れるどころか焼け太りになるような党です。もはや何でもありです。
昨年末頃から政権交代が確実視されるようになり、死に物狂いで権力に執着しようとしてきています。
今後も、「官僚との対決姿勢を見せるプロレスごっこのような茶番」など、様々な手口で印象操作を謀ってくることでしょう。


(文中敬称略)