経緯

「集団ストーカー」という言葉は、2003年頃からWeb上のサイトや掲示板で増加し始めた。『集団ストーカーについて』によれば、Googleでの「集団ストーカー」検索結果の推移は、約283件(2003年8月2日) 、約708件(2003年10月22日)、約1,160件(2004年2月5日)、約2,230件(2004年4月29日)ということであり、また『「集団ストーカー」集団犯罪とその手口の用語解説』によれば、2005年10月11日時点での「集団ストーカー」検索結果は、52,900件(Google)、222,000件(Yahoo)と記述されている。
「集団ストーカー」という言葉が普及する以前の被害を訴える者による被害に関する記述は、『探偵からの防御』、『『被害妄想ではない』を読んで』、『被害妄想ではない』、『人権侵害問題』、『 集団ストーカーの手口1980年代』など被害に対して共通した用語が用いられずに、考察や雑感、日記や掲示板中や被害を受けて事態が飲み込めていない様子が窺える感想文の中などに散見されるのみだったが、被害者間で「集団ストーカー」という言葉が定着するにつれて被害者間にある程度の共通認識ができたことにより、それらの手口に類型が見られることが知られるようになった。
そのような中、2004年の初頭から顕著な被害に遭い始めたAGSAS管理人氏は、国内でそれらの被害が「集団ストーカー」と呼ばれていることを知り、更に同氏は英語が堪能であったことから海外のサイトを中心に事情を調べることで、各国でも同様の被害が多数あり、日本より研究が進んでいることを把握、手口として日本で語られていた「ほのめかし」以外にも多数の手口が類型化され、既に名称が設定されていることを日本で初めて『集団ストーカー用語集』として紹介した。その膨大な資料、考察、加害者の手口が記録された動画集、100名を越える被害者の方々から得た情報を基に作られたAGSASは集団ストーカーに関するサイトの中でも国内屈指の情報量があり、特に海外の事例を翻訳した用語集の編纂者としては我が国に於いて先駆者、第一人者としての存在となっている。
同氏は100名を越える被害者からの様々な証言をまとめ、『警察官それから消防署員などの公務員による加担言動に関しては、100名近い人々から聞き及んでいます。また、多くの加担者に関する情報は、警察協力団体関連業者と一致します』と述べている。その中の誰かが、それらの団体が集団ストーカーに加担していると立証しているか否かについての記載はAGSASには存在しないが、有力な証拠を保有している被害者が存在している可能性はある。
また同氏が1年半をかけ集団ストーカー関連サイトで被害を訴える方々に事情を聞いた結果、『(加害者が)匿名の自称被害者サイトを乱立し、「なんでもかんでも集団ストーカーの仕業だ」(中略)とインターネット上で流布』していると述べている。つまり同氏は、加害者側は得意の人海戦術茶番劇を使い、集団ストーカーに関するサイトを乱立させ、自作自演により『正確な情報を否定・撹乱・隠蔽』させていると考えているのである。
その対策として、同サイトは「ガスライティング犯罪カルトネットワーク」をこれまでの同サイト内の「集団ストーカー」と同義とし、同サイトでは自称被害者サイトと差別化を図る為に、「集団ストーカー」という言葉を排除していく方針であることを『本サイトが「集団ストーカー」という言葉を排除していく理由』で明らかにしており、『本サイトのコンテンツ内でこれまでに使用されている「集団ストーカー」という言葉は、「ガスライティング犯罪カルトネットワーク」と同義として使用しているという位置づけとします』と書かれている。