福島原発の放射能漏れ、100km離れた米空母も被曝

「天災は想定を越えるものだ」として原発事故に懸念を示し、警鐘を鳴らし続けてこられた方々の心痛を御見舞申し上げます。


阪神大震災の際は「日本の高速道路は倒壊しない」という専門家の根拠のない妄想が崩れましたが、今回の地震で「原発事故は起き得ない」「仮に停電が起きても、予備電源設備など二重三重の対策を取っていて万全な態勢だ」と説明して住民を欺き、建設を推進してきた売国奴の化けの皮がはがれることとなりました。
建設予定地の土壌サンプルをすり替えたり、反対派住民に嘘をつきまくるなど、無責任な売国電力の事故説明は全く信用できません。
この情報化社会で、事故現場の詳しい写真や動画もほとんど公開されないではありませんか。


さて、土壌汚染も懸念される福島原発ですが、現場から100km離れていても被曝することが判明しました。
事故当初から付近に住んでおられる住民の方々の健康が心配されます。


http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/disaster/2790496/6951587

【3月14日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズNew York Times)は13日、米政府関係者からの情報として、東北地方太平洋沖地震の救援活動を行っている米空母ロナルド・レーガン(USS Ronald Reagan)のヘリコプターや乗組員が被ばくしたと報じた。1時間で1か月分の量にあたる放射線を受けたという。

 ロナルド・レーガンが救援活動に向かう際、地震後に冷却装置が正常に機能しなかった原子力発電所から放出された「放射性物質の雲」の中を通過したためとみられる。この原子力発電所の北約60マイル(約96キロ)を飛行した米軍のヘリコプターも飛行中に放射性のちりをかぶったため、このちりを洗い流す除染措置が取られた。米軍関係者のなかに被ばくによる体調不良が認められた人はいなかったという。
 
 この出来事で、原発から放射性物質が風に乗って飛散している事実が示されたと、ニューヨーク・タイムズは報じている。(c)AFP

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4673583.html

 「ロナルド・レーガン」は当時、福島第一原発から風下にあたる北東およそ160キロの沖合に停泊していましたが、その付近で採取した空気からも微量の放射性物質が検出されたということです。