検察庁の裏金疑惑、調査を指示 〜原口総務相

原口総務相が17日、検察庁の裏金疑惑を調査することを指示しました。
これが、検察の裏金を告発しようとしていた矢先に、不可解な微罪逮捕をされた三井環さんにまつわる事件を意識しているのは確実です。



http://opinion.infoseek.co.jp/article/64
小沢秘書逮捕と「検察の裏金」
2009年03月23日 00時00分

 当日は、鳥越俊太郎さんがテレビ朝日のクルーを連れて大阪に先乗りし、三井さんの告白をビデオに収める手はずになっていた。ぼくも、新幹線で合流する予定だった。その車内の電光ニュースで、三井さんの逮捕を知った。「そう来たか」と思った瞬間、体中の毛穴がキュッと縮み上がるのがわかった。

 でも、そこまでするか? いや、やるのである。

「微罪」で逮捕してから「罪」を探す。検察リークの構図も今回とまったく同じだった。新聞報道を通じて「大悪人」三井がつくり上げられる。事前に三井さんと接触していた週刊朝日週刊文春などの週刊誌がいくら「これは口封じ逮捕だ!」「本当の罪は検察の裏金にある」といった趣旨の記事を書こうと、リークに乗った新聞報道にかき消される。



また、官憲の犬のようなジャーナリスト、立花隆が、小沢不起訴前に『小沢は基本的に終わった!あと一日、二日は生きのびるかもしれないが、小沢の政治生命はすでに終っている』などと大間違いな憶測を緊急寄稿として記し、不起訴後には「検察は小沢と取引をした」などと、自らの過ちを認めずに論理を正当化するため、一転して小沢も検察も極悪であるかのように書いていたことに対する牽制でもあるでしょう。


別格級に影響力の大きな有名ジャーナリストが、世論を誤った方向に誘導するような評論をするなどもってのほかでして、これでは検察のリークを垂れ流すマスゴミと何ら変わりません。
しかも、同じジャーナリストである上杉隆の「石川議員の女性秘書が検察に恫喝されたという記事」を批判しておきながら、その根拠が「検察も否定している」というのでは、巨悪に立ち向かうジャーナリストとしての威厳も何もあったものではありません。


「検察も否定している」からそのようなことがないというのは、検察によるリークもなければ裏金も無理筋捜査もないという、批判精神ゼロの役立たずな御用評論家のする発言です。


「知の巨人」は、「知の巨人」でしかありませんで、有機的に情報と情報を論理的に構築しながら分析できなければ何の意味もありません。
今や、これだけネットに情報が集まる中では、ネットという「知の巨人」を傍らに置き、記者クラブ制度をグローバルに批判する上杉隆の方に批判精神も論理の正当性も、その軍配は上がるでしょう。


(文中敬称略)