スローガンに逆戻りした、政党Jの「守らなくても大したことではない何か」

公約からマニフェストと呼び方が変わったのは、カタカナ語が今っぽいという理由からだけではありません。
具体性がなく、総花的だった選挙公約から、マニフェストと呼ばれる「選挙後に政権を担って何をするのかを具体的に記し、次の選挙の時に検証可能な形にしたもの」にしようという主旨からです。


政党Jは民主の財源批判をしながら、自らの財源問題はアバウトそのもの。
これには呆れました。いつものこととは言え、自分たちのことは棚に上げて批判ばかりをするという、例の悪いクセです。
財源について記者会見で質問された首相は、「園田に聞いてくれ」と、たらい回しをする始末でした。


マニフェスト的には工程表のある民主の方が数段上でして、政党Jのものは公約以前のスローガンに逆戻りした感があります。
まさか数日前に聞いた、6年後や10年後に達成する政策などというものが本当に盛り込まれていようとは…。
それ、マニフェストではないです。
しかも政党J総裁が口にした「守らなくても大したことではない」という、そんな無責任なものに「責任」とかいう言葉をくっつけて有権者を騙そうというのですから、ほとんどネタとしか思えません。


テポドンについてもまだ政党Jの国防族が国民の無知にツケ込んでいますが、7月22日にヒラリーは、『北朝鮮弾道ミサイルの脅威に関しては、 日本や韓国の懸念を「認識している」としつつ、米国にとっては「脅威ではない」』との見解を明らかにしており、アメリカにとっては北朝鮮弾道ミサイルは「脅威ではない」とアメリカが認めています。
アメリカへのテポドンの攻撃から守ると勝手に言っているのは日本だけ、『米国にとっては「脅威ではない」』とアメリカ自身は思っているのが真相です。




よく考えても見てください。
衛星打ち上げに失敗しているということは、日本初の衛星「おおすみ」打ち上げ(1970年)以前の技術力ですよ?
また、米国にとって脅威であるとアメリカが認識すれば、巡航ミサイル空爆で打ち上げ前に叩くはずです。


それに、北がアメリカにミサイルを打つ状況を想定した場合、打ち込めば滅ぼされるのが確実でして、最後っ屁のような状態です。
日本の上空を通るのはハワイが考えられますが、最後っ屁にハワイなんかにミサイルを撃つような真似をしても全く無意味でして、狙うなら北極を通過する中心部でしょう。
日本上空は通過しませんで、アメリカはロシアと連絡を取るはずです。


(文中敬称略)