民主は「高速道路無料化」を一から分かりやすく宣伝すべき〜ほとんど国民に伝わっておらず、非常にもったいない〜

テレビを「ながら見」していると、山粼養世という方がゲストで喋っておられました。
「高速道路無料化」を提案された方ということで、これまで分からなかった事実が次第に明らかになってきました。


民主は、かなり前の2003年から既に「高速道路無料化」を公約に盛り込んでおり、細かな事実まで国民に広く周知されていると思っているのかもしれませんが、一部の政治マニアの方を除いて、肝心なことがほとんど伝わっていないと思います。
そもそもの提案者である、この山粼養世という方に説明してもらわないと、民主は非常にもったいないです。


ドイツのアウトバーン以外にも、アメリカやイギリスでも高速が無料だという情報は、政治に疎い私でもこれまでに得ていました。
しかし、アメリカがドイツの政策をパクって無料高速を建設し、日本にも提案していたなど、ほとんどが初耳の話ばかり。
しかもその際にアメリカは口だけで提案するだけではなく、建設費を貸してくれるという太っ腹ぶりだったとのこと。


そして、出来上がった名神東名高速道路の費用が4573億円。
で、ここからが問題で、名神東名高速道路の建設後に、4573億円の借金返済額を遥かに上回る8兆円以上の収入を得るボッタクリをしていると。


何がボッタクリ(取りすぎ)かというと、金額から見て明白であることの他にも、一般道路の予算とも関連する話ということです。
日本の一般道路の予算は、イギリス・フランス・ドイツ・イタリア4ヶ国の一般道路予算の合計の2倍もあるそうで、そちらの一般道路の予算に高速のガソリンスタンドや高速料金で得た収入が使い回されていて、明らかに高すぎるのは火を見るより明らかだそうです。


ここら辺は政党Jの族議員の問題とも絡む話なのでしょうが、それ以外にまだカラクリが隠されており、高速利用者はガソリンスタンドやサービスエリアで徴収される高い料金と、通行料の二重取りをされているという認識が薄い上に、高速利用者から得た金が一般道の予算に使われるのは法的にもどうなのかと。


しかも、繰り返しになりますが、日本の一般道路の予算は、イギリス・フランス・ドイツ・イタリア4ヶ国の一般道路予算の合計の2倍もあるのです。
そして、ドイツのアウトバーン以外にも、アメリカやイギリスでも高速は無料です。


これでも番組内容の冒頭の一部なのですが、これだけでも、いかに道路に無駄な金を払わされているか、無駄な金が使われているかが分かると思います。
民主は政権交代の他に、「高速道路無料化」を分かりやすく宣伝しないと本当にもったいないと思います。


(文中敬称略)